モニタリング表(通所介護)は、ケアプランで位置付けられた目標通りに通所サービスが提供され、利用者ごとの課題や目標が解決できているかを観察・評価するための書類になり、「通所介護従業者は、それぞれの利用者について、通所介護計画に従ったサービスの実施状況及び目標の達成状況の記録を行う。」(指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準 第九十九条 五項)と規定されています。
モニタリングを行った結果、利用者がサービス内容に満足が得られていなかったり、心身の状況の変化が見受けられる場合は、通所介護計画書やケアプランの見直しにもつながります。
介護サービスを提供する事業所では、日々のサービス提供について作成する場合と、定期的に作成する場合に分けられます。定期的なモニタリングは毎月実施し、その内容はケアマネジャーに報告、共有する必要があります。
モニタリング表(通所介護)を作成する際には、以下のポイントを踏まえるとよいでしょう。
①サービスの実施状況
「利用者に係る通所介護計画の内容どおりに、サービス提供を実施できたかどうか」について記録し、計画通りに実施出来なかった場合については、その理由等を記載します。
②利用者および家族の満足度
「現に利用しているサービスに、利用者及び家族が満足しているかどうか」について記録し、満足が得られていない場合には、そのように思われる事由等を記載します。
③利用者の生活状況及び心身の状況の変化
「利用者の生活状況は心身の状況の変化がないかどうか」について記録し、変化がある場合は変化点等を記載します。
④サービス変更の必要性
「通所介護計画の変更が必要となるような新たな課題が生じていないか、提供したサービスの内容が③(利用者の生活状況及び心身の状況の変化)の内容に照らして適切であるかどうか等により判断した結果」について記録し、変更の必要がある場合はその理由等を記載します。
モニタリング表(通所介護)を作成する際は、以下の点に注意して記載しましょう。